簡単なお菓子のなかでも、材料が少なくて本当に簡単だと思うレシピのひとつがアップルクランブル。タサン志麻さんレシピを小麦粉でなく米粉で作りました。アップルクランブルレシピ自体は再掲ですが、材料4つのシンプルバージョンでも普通においしかったのであらためてまとめておきます。
家庭画報に出ていた志麻さんレシピを米粉で代用
「家庭画報」に載っていたタサン志麻さんによる「りんごのクランブル」のレシピ。材料は少ないし、りんごがあれば時間がなくても、さっと作れて超お手軽。りんごを焼くコツだけでも志麻さんの知恵が参考になります。
- りんごは皮をむき、一口大に切っておく
- (以下クランブル)小麦粉、砂糖、約2センチ角くらいに切ったバターを指でちぎりながらつぶし、バターをなじませ、しっとりさせる
- (以下りんご炒め)フライパンで砂糖、バター、りんごを強火で炒める
- オーブンを200度に予熱
- りんごに焼き色がついたら耐熱容器に入れる
- クランブルをのせ、200度のオーブンで20~25分焼く
焼く時間は機種によって調整してください。うちで使っているオーブンは強めなので焦げがちです笑
ポイントは強火でりんごを炒めること!
久しぶりに作ってすっかり手順を忘れていたのですが、米粉だけであらためて作ってみて普通においしかったです。ポイントは「りんごを強火で炒めること」。強火だと短時間で炒められ、りんごのフレッシュさも残せる。砂糖がカラメル状になることで香ばしさ、ほろ苦さが加わり、メリハリのある味になります。
クランブルとは?イギリス発祥のポロポロ生地の料理
クランブルとは、もともとイギリス発祥のポロポロと崩れる細かい生地をのせて焼いた料理。歴史があると思いきや、以外に節約のために誕生したとか。
クランブルは古くからあるイギリス料理のレシピではなく、食料が配給制になった結果生地の材料が不足し、パイの材料を節約する必要が生じた第二次世界大戦の時期にありあわせのものを使って作れる簡単な料理として広まった wikipedia クランブル
クランブルを作るコツは志麻さんじきじきに解説しているこちらの動画で(再掲)。米粉だと、サラサラになるため、小麦粉のようなサクサク感はありませんが、味は問題なし。
バリエーションもいろいろ
りんごに限らず、バナナや桃、洋梨、パイナップル、アメリカンチェリーなど季節の果物を使ってもよいそうです。焼きたてもおいしいですが、季節によっては冷やしてもOKで、アイスを添えてもよさそう。
富澤商店のサイトにはアレンジバージョンも載っていました。抹茶やココアのほか、バターの代わりにオリーブオイルを使ってチーズを混ぜたものもあって、スイーツ以外の使い方もありました。
ちなみにイギリスBBCの料理サイトのレシピでは、りんごを焼かずにクランブルの生地を乗せてそのまま焼いていたし、ベリー類の柔らかい果物では先にクランブルだけを焼いて果物に乗せていました。たぶん、あまりこだわらずとも、簡単にできるので、バリエーションもいろいろあるかと思われます。クッキーみたいに固める工程がない分楽なのに、おいしくできて、米粉でも作れる。リピートしているお菓子のひとつです。
簡単でおいしいアップルクランブル、超おすすめ