日本の歴代興行収入3位の映画で、洋画では1位のタイタニック。何度も見たのにテレビでやっているとつい見てしまう大好きな映画です。
ニューヨークには辿り着かなかったわけですが、出発地・寄港地となったイギリスとアイルランドにはタイタニックゆかりの地があります。ホワイト・スター・ライン社の本拠であったリバプールの博物館、造船業が盛んだったベルファストのドックの展示には行ったのですが、調べると他にも関連施設がありました。以下、4つのゆかりの地にある施設のまとめです。
リバプール ホワイト・スター・ラインの本社所在地
タイタニックを所有、運航したホワイト・スター・ライン社の本社があったのがリバプール。そんなゆかりから、マージーサイド海事博物館内にTitanic and Liverpool: the untold story exhibition という常設展示があります。
オフィサーやクルーはじめ同社の従業員にはリバプール出身者も多数いたとか。スミス船長もリバプール郊外に住んでいたことがあり、最後までバイオリンを弾いた演奏者のひとり、氷山を見逃した見張りもリバプールの人だったとか。同館サイトではバーチャルツアーで館内が見られます。
ベルファスト タイタニック建造の地
北アイルランドのベルファストはタイタニックが建造された場所。その造船会社ハーランド・アンド・ウルフ社は2019年に経営破綻するまで存在した。タイタニックが造られたTitanic’s Dock And Pump House(乾式ドックとポンプ室)でツアーを実施しているほか、沈没100周年の2012年にはタイタニックベルファスト博物館が開館しています。博物館はアイルランドとの関わり、造船に関する展示が詳しく、再現された客室や階段なども見どころ。ゴンドラに乗るアトラクションも。
サウサンプトン タイタニックはここから出港
タイタニックが出港した港がサウサンプトン。2012年にタイタニックのテーマ展示を拡大してリニューアルしたSeaCity博物館があります。乗船前の街の雰囲気から、事故後のロンドンでの調査裁判の映像までが体験できます。
サウサンプトンは今もクルーズ船の出港地なので、イギリス発の船に乗る人は必ず行くところ。私が行ったときはロンドンに1泊してから翌日昼にターミナルへ直行、そのまま乗船、帰りも下船してすぐロンドンに向かったのでサウサンプトンの街を観光することはなかったのでした…
コーブ 氷山衝突前の寄港地
サウザンプトン出港後、フランスのシェルブールに寄った後に寄港したのがアイルランドのコーブ(当時の名前はクイーンズタウン)。
ホワイト・スター・ラインの元チケットオフィスの建物をそのまま利用したタイタニック・エクスペリエンスというアトラクションがあります。コーヴから船に乗った123人にフォーカスを当てた内容で、通常はガイドツアーで回るようですが、コロナ禍の現在はガイドなしで実施しています。
結論:イギリス&アイルランドにはタイタニックゆかりの地、結構あるのです。コロナ禍開けにはそれぞれの違いをちゃんと見てみたいです。