野生のペンギンが見られる場所はほぼ南半球。そして赤道周辺。過去に行ったペンギン観光地、見やすさの点からまとめました。
南アフリカ・ケープタウンのボウルダーズビーチ
南アフリカ、ケープタウンの中心地から車で1時間弱、テーブルマウンテン国立公園の一画、ボウルダーズビーチはペンギンのコロニーがあることで有名。サイモンズタウンの住宅地も近いビーチにある遊歩道から自由に見学するスタイル。ペンギンはどこかに移動するでもなく、ここに住んでいるので、年中好きなだけ見られます。親子、つがい、群れから離れるペンギン、ひたすら泳ぐペンギン、などここでペンギンの社会生活が展開されているので、見ていて飽きないです。
寒かったり大変な思いをするでもなく、気候も景色もよいサイモンズタウンのビーチで自由に見られるのがよいです!
オーストラリア・フィリップ島
明け方に海へ出て日没後に陸に上がるリトルペンギンを見るペンギン上陸ショー。吹き晒しの中でひたすらペンギンを待つコースから、快適な室内からガラス越しにペンギンを見るコース、レンジャーのガイド付きまで予算に応じて選択肢があります。
ペンギンが突然海から現れ、よちよち歩いてくる姿を目前にするときはテンションマックスに!ただしここでは写真撮影が禁止されているので、自分のスマホやカメラに画像が残せない。これは満足度につながらないと思います。
メルボルンからツアーで行くのがポピュラー。まあまあ時間がかかり、夏は日没が遅いため、帰りが遅くなること、冬場はかなり寒いので、外で待つコースは防寒対策が必須。ツアーで行くとペンギンパレードしか見ませんが、島は野生動物の宝庫でコアラ保護区、アザラシを見るボーツツアーもあったり、ゆっくり過ごせるところでもあります。MotoGPが開催されるサーキットもあるほど島は広いです。
なお、メルボルン中心部からほど近いセントキルダにもリトルペンギンがいて、ボランティアの人たちが案内しています。
エクアドル・ガラパゴス諸島
赤道直下のガラパゴスにもペンギンがいます。ガラパゴスペンギンは熱帯に生息する唯一のペンギンといわれ、主に諸島最大のイサベラ島はじめフェルナンディナ島に生息。
ガラパゴスでは数日にわたってフェリー船に寝泊まりしながら、各島に上陸し、イグアナやゾウガメをはじめとする固有の野生動物を観る、という旅スタイル。ツアー中、たまたま乗ったボートから偶然ペンギンを目撃! 一瞬でしたがペンギン好きには夢見心地の時間となりました。
写真は準備中(ポジフィルムで撮ったので、スキャナー入手後画像アップ予定)。
(番外編)旭川市旭山動物園
野生のペンギンではないが、実は一番感動したのがここ。雪のある時期限定のペンギンの散歩、雪の中よちよち歩く姿は本当ペンギン好きにはたまらない。結構目の前を通るのが感動もの。旭川駅から10kmと決してアクセスはよくない旭山動物園、駅から定期バスの時間を逃し、タクシーで駆けつけたが、それでも来たかいがあったと本気で思ったのでした。
マイナスの気温も30-40分ずっと立っていることも忘れて見ていられます…
なお、日本では2500羽以上のペンギンが飼育されていて、国別飼育数は1位だとか。日本人、ペンギン好きすぎ。
ペンギンを見るなら季節も時間も問わず見られるボウルダーズビーチがおすすめ