伊勢神宮、出雲大社での祈祷1万円のお下がり公開

雑記

以前、新車の祈祷してもらったときのお下がりで、お神酒と豆菓子が入っていたことに味をしめ(!)、祈祷後のお下がりが楽しみになってしまいました。ここでは昨年と今年行った、伊勢神宮、出雲大社のお下がりはどうだったのか、ご紹介します。

お下がり=撤饌(てっせん)とは何か

神社で祈祷してもらった後には、 お下がりがもらえます。これは、神様にお供えをしたお下がりを分けてもらうことで、御加護をたまわるためだそうです。

神饌とは、御饌みけとも言って、お祭りなどで神様に献上するお食事のことです。神様にお食事を差し上げておもてなしをして、そのお下がりを参列した人たちでいただく行為・「神人共食しんじんきょうしょく」が、日本の祭りの特徴であるとも言われています。

神社本庁 神饌について

神社本庁のサイトでは、お下がりについて直接の説明がないのですが、神様におもてなしをした食事を参列者がいただく行為が伝統的にあったってことですね。

伊勢神宮では徹下品(てっかひん)、出雲大社では授与品というようです。内容は初穂料によって変わります。

伊勢神宮、内宮の1万円と外宮5000円のお下がり

伊勢神宮でのご祈祷は、御饌(みけ)といって、初穂料は5,000円、8,000円、10,000円の3種類。まずは内宮での1万円の場合、お神酒、お札、お米、お塩、昆布とスルメ烏賊(2022年5月)。このお札は、お神札授与所で販売しているお神札(おふだ)とは違います。

2023年5月に下宮にて5000円でご祈祷を受けたので写真追加しました。お札、お米、お塩、ミニサイズの昆布とスルメ烏賊が入った神饌をいただきました。素焼きの盃はご祈祷の最後にお神酒をいただいたときのものです。2022年には祈祷の際にお神酒はありませんでしたが、2023年には復活したようです。

お神酒の瓶がおしゃれ
箱と袋も写してみた
お米とお塩もありました(一緒に撮るのを忘れました)
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出雲大社のお下がり

出雲大社のご祈祷料は5,000円、8,000円、10,000円。こちらも1万円、団体参加だった場合となります。玉串のお札、木札、お守り(2021年10月)。桐の箱に入っていました。

食べ物はございません
木札の裏。幸魂奇魂守給幸給(さきみたま くしみたま まもりたまえ さきはえたまえ)の文字が

はてさて、御玉串とは何なのか。

御玉串 ー 玉串とは、大国主大神の御神霊を国造さまによってお鎮め頂いている「霊串」のことであり、大神さまと自己を貫いて一つに結ぶ「みしるし」です。神棚にお祀りし、朝夕に家内安全を拝礼祈念することによって、大神様の御守護をいただくことができます。

御木札 ー 御玉串と同様に大神さまの御神霊をお鎮めしてありますので、神棚にお祀り下さい。内容は御玉串とほぼ同様ですが、特別に家内安全、商売繁盛、心願成就などの願いがある場合は、玉串とは別にお祀りします。

出雲大社東京 御札・御守

ともに神棚におまつりする御神札で、木札は特に家内安全ということのよう。

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そのほかの神社 近江八幡賀茂神社(滋賀県)、銭洗弁財天宇賀福神社(神奈川県)、物部神社(島根県)

こちらは近江八幡市にある賀茂神社。古代祭祀場跡があり、天からの光が降り注ぎ、大地のエネルギーが集まる、日本の「気」の集まる所といわれています。禰宜の方のお話が面白く、聞き入ってしまいます。お札にお守り、お米にスルメ、お箸まであってなんだか豪華(2021年10月)。禰宜の岡田氏はご本も出されています。

いろいろ入って豪華

こちらは神奈川県鎌倉市の銭洗弁財天宇賀福神社。通称銭洗弁天で、市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)を祀ります。鎌倉建府の後、源頼朝が文治元(1185)年巳月巳日のに霊夢に導かれて参拝したのにちなむ。 神仏習合で弁財天(吉祥天女)の名で親しまれていたものの、明治の神仏分離令で神社になりました。土日と巳の日は参拝者が増えるため、10時から17時まで途中の道が右折できなくなり、車で駐車場まで行けなくなるのは注意点。

その右隣は島根県大田市の物部神社。物部氏の祖、宇摩志麻遅命(ウマシマジノミコト)が主祭神。本殿の春日造りは日本一の大きさで、島根では出雲大社に次ぐ各式と大きさ。戦国時代には銀山争奪の舞台にもなった歴史ある神社です。

銭洗弁財天、こちらは5000円!贅沢です
物部神社、1万円。豪華絢爛、お守りからお箸置きまで!

お下がりはどうするのか

いただいたお下がりはどうするのか。神社本庁より発行されている「神社参拝のかたち」から引用する形で、以下のブログに説明がありました。

ご祈願や昇殿参拝のあと、おさがりをいただきます。これは、神さまにお供えしたものをいただいて、御加護などを賜るためのものです。お米やお塩、昆布やスルメなど神社によって内容は異なりますが、ご自宅にお持ち帰りになって、皆様でお召し上がり下さい。また、お箸やしゃもじ等があれば、福を呼ぶ縁起物としてお使いいただくとよいでしょう。

相州藤沢白旗神社 【シリーズ】いまさら聞けない神社参拝のあれこれ(12)~おさがり~

お米は普段のご飯と一緒に炊いて、スルメと昆布は松前漬にしておいしくいただきました。

また、上記は、その時点でのお下がりなので、変わる可能性があることはお含みおきください。

yuma
yuma

神社によってお下がりの中身も千差万別。お神酒があると嬉しいな

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