買ったバナナが食べないまま残って黒くなってくると作るのがバナナパウンドケーキ。小麦粉でも作ってましたが、米粉でもできるのか?とレシピを探したら、ベーキングパウダーを使ったものばかり。おやつラボさんのレシピと、クックパッドにあった重曹を使ったレシピをヒントに、小麦粉を米粉に、牛乳は豆乳に、ベーキングパウダーを重曹にして作ってみました。
ベーキングバウダーを重曹にしてみた
- バナナをつぶす。皮を剥いたバナナ1本は約100g
- 1に砂糖、豆乳、卵、米油を入れて混ぜ、塩ひとつまみとバニラを加えて混ぜる
- 2に米粉と重曹を入れ粉気がなくなるまで混ぜる
- 170度のオーブンで30分焼く(要予熱)
意外とふんわり焼けました。心もち重曹の味が残りますが、気になりません。
バナナの自然の甘味を残したく、オリジナルレシピから砂糖を半分くらい減らしています。甘いのが好きならもっと足しましょう。
重曹とベーキングバウダーの違いって?
重曹は炭酸水素ナトリウム、ベーキングパウダーは重曹に酸性剤や分散剤(遮断剤)を加えたものです。共立食品のサイトによると、その違いは以下の通り。
重曹 炭酸水素ナトリウム | ベーキングパウダー 重曹+酸性剤と分散剤 |
横に膨らむ 加熱で膨らむ | 横に膨らむ 水分で膨張、加熱で膨らむ |
黄色味がかった色になり、特有の苦味と塩味あり | 色は変わらず、風味を損なわない |
粉に対して1~1.5%が使用目安 | 粉に対して2~2.5%が使用目安 |
風味を損なわないので、バターを使うような洋菓子にはベーキングパウダーが向いている、苦味や塩味があるので和菓子など素朴なお菓子向き、とのこと。バナナパウンドケーキはバターを使っていない、素朴な味なので、重曹でも問題ないですね。
卵別立て法で、重曹使わなくてもできます
重曹を使わず、いつもやってる卵の別立てでできるのかも検証しました。材料は重曹入れない以外は一緒です。
- バナナをつぶして混ぜる。色が変わらないようレモンを少し入れても
- 白身を泡だて、分量の3分の1くらいの砂糖を入れてピンと立つまで泡だてておく
- 1に砂糖、豆乳、卵、米油を入れて混ぜ、塩ひとつまみとバニラを加えて混ぜる
- 3に米粉半分入れて混ぜ、泡だてた白身を半分混ぜ、さらに残りの米粉を混ぜ、残りの白身を入れて混ぜる(米粉と泡だてた白身を交互に半分ずつ入れて混ぜる)
- 170℃のオーブンで30分焼く(要予熱)
重曹入れなくても普通にふんわりできました。添加物入れずに作る、卵別立て法の信者なので、これで今後は作りたいと思います!
無農薬で作られる田辺農園のバナナ
バナナは田辺農園のバナナばかり買っています。ほどよい酸味も感じられて、甘すぎず、そのまま食べてもとてもおいしい。エクアドルで日本人の田邊正裕さんが除草剤や土壌消毒剤、化学肥料を使わずに、ミミズや酵母菌・乳酸菌などの微生物を使ってバナナでバナナを作っているのです。そのためか、バナナ本来の味がします。他のバナナって不必要に甘い気がするんですよね。
代替材料でも無事にバナナパウンドケーキできました。卵別立て法でもできますyo