コロナ禍の隔離期間中のホテルの食事を隔離メシと呼ぶらしい。日本のホテルのお弁当が冷たかったとかいろいろな意見を聞くたび、シンガポールでのバブル滞在ホテルで食べた食事がおいしかったことを思い出すので、その記録を。
2020年末、ビジネストラックでアンダーズに滞在
まず、2020年末時点での話で、滞在のスポンサーがアレンジしたホテルであること。バブル方式で事前に決められたところへの往復は現地ガイド同行のもとに行ける環境にあり、2週間一歩も外に出られない強制隔離での滞在ホテルではありません。ここではコロナ禍の2020年末に泊まったホテル、アンダーズシンガポールの食事について記します。
到着後に空港でPCR検査を受け、その結果が出るのが4-5時間後ということで、ホテルに直行、部屋に待機して結果を待っておりました。その間の食事は、Facebookのメッセンジャーでルームサービスをお願いするしくみになっていました。
室内には極力触るものを置かないようにしてあったようで、冊子のディレクトリはなく、サービス案内はFacebookのメッセンジャー内。アプリをインストールし、注文しました。
ラクサが好きなので、本場のラクサと思われるAuntie’s laksa、そしてヘルシーと思われるビーツのサラダを注文。来たのはこんな感じ。PCRの結果がまだなので、ドア越しに渡されました。このラクサ、えび出汁が効いていて濃厚なココナツミルクとスパイスとのバランスも絶妙で超おいしかった!さすが本場。ビーツのサラダもフェタチーズが乗っていてうまうま。
朝食もルームサービスで!さらにラクサが!
このときはレストランやバー、プールなどのパブリックエリアに行くことは許されていなかったので(現地の方は入っていました。なおフロントデスクには普通に行けました)、朝食もルームサービス(夜のうちに注文)。朝食はせっかくなので、イングリッシュでもコンチネンタルでもなく、シンガポールブレックファストを注文!昨晩、陰性の結果が出ていたので、スタッフは部屋の中に入り、朝食をお盆ごとテーブルに置いていってくれました。
シンガポールブレックファストには、ラクサにチャーハン、ご当地名物のカヤトースト。飲茶までついてるよ、、しかも1つの皿がでかくて、3人分では?というボリューム。おいしい、おいしいんだけど、こんなに食べられないよ。。。でもおいしい。やっぱり、アジア人はこういう朝食好きよね?ラクサは、夕食の方がよりおいしかった。なんでだろう。エビが入っていないからかな?作る人によって変わるのか?
カヤトーストって何よ?→ご当地トーストです
食べ切れる量ではなかったので、翌朝はさすがにセットでなく、単品でカヤトーストを注文(前日の夜に)。カヤトーストとは、パンにカヤジャムを塗ったカリカリトーストに半熟卵が付いたもの。で、カヤジャムというのは、砂糖と卵、ココナッツミルクをベースに、パンダンの葉で香りをつけたご当地ジャム。半熟卵をつけて食べるというのは後から知って、普通に別々に食べてしまった。
炭火焼またはトーストしたパンにバターのスライスとたっぷりのカヤ、ココナッツと卵を使った伝統的なジャムをサンドしています。(中略)多くの場合、黄身がトロトロで白味が透明な半熟卵2個に醤油と白コショウを振って一緒にいただきます。お口の中でとろけるオリーブグリーンのカヤとたっぷりのバターをサンドした、サクサクの甘いカヤトーストを、塩味の卵が引き立てます。
シンガポール政府観光局 https://www.visitsingapore.com/ja_jp/dining-drinks-singapore/local-dishes/kaya-toast/
今はAlley on 25のレストランにラクサあり
アンダーズシンガポールはハイアット系の新しめのホテル(2017年オープン)で超快適だった。こんなホテルでこんな食事が食べられるならお篭り滞在問題なし(ただし、自腹だと予算がすぐ尽きそう)。このときは行動制限があってホテルの外を散策できなかったものの、ホテルは地下鉄のMRTのブギス駅も近く便利な立地と思います。
なお、これは2020年末現在の体験談であり、コロナ対策や外国人訪問者の受け入れなど、現在の状況は変わっていると思われます。同ホテルのルームサービスメニューはわかりませんが、現在Alley on 25というレストランで、Auntie’s laksaが朝食、夕食のメニューとして食べられます。
またシンガポールに行くことがあったら、シンガポールブレックファストとラクサ、また食べたい!カヤトーストを卵に浸して食べてみたいよー。
アンダーズシンガポールのラクサ、おいしかったよーー