レシピシリーズが続いてます(笑 チーズケーキはレアでもベイクドでも混ぜて焼くだけでほぼ失敗しない。レシピもいろいろありますが、生クリームを使わないタイプはだいたいヨーグルトで作っているので、たまたま見つけた豆乳グルト、それにつなぎとなる小麦粉を米粉にして作ったみました。
小麦の代わりに米粉、ヨーグルトの代わりに豆乳グルト
レシピはどれも大なり小なり異なり、多少量が変わっても出来上がりはそれほど変わらない(経験上、個人の感想です)。クリームチーズを買うとレシピが付いてるので、その通りに作ればだいたいできます。ポイントはクリームチーズ、とアメリカのレシピサイトにも書いてありました。ここはフィラデルフィアのクリームチーズ(北海道産生乳使用)のレシピをベースにアレンジ。
- クリームチーズや卵を室温に戻す、ヨーグルトを水切りしておく
- クラッカー(ここではショートブレッドを使用)を細かくして、溶かしたバターかオイル(分量外)を加え、しっとりするまで混ぜて、しっかり型に押し付け、冷蔵後で冷やしておく
- クリームチーズ、砂糖をよく混ぜてなめらかにして、米粉、卵、水切りヨーグルト、レモン汁の順に加えてを都度混ぜ合わせる
- 型に入れて180度のオーブンで40分焼く
- 粗熱を取ってから型からはずして冷蔵庫で冷やす
混ぜる順番水分量の少ないものから。できあがりは普通にチーズケーキ
混ぜる順番は、フィラデルフィアのレシピを参考にしています。クリームチーズに材料を混ぜる順番はレシピによりさまざまで、砂糖が先だったり、水切りヨーグルトが先だったり。要はクリームチーズをクリーム状にすること、それぞれきちんと混ぜるのがポイントだと思います。パティシエのレシピでも、「水分量の少ないものから順に混ぜる」説と、「固いものにやわらかいものを入れる」説があり、このフィラデルフィアのレシピは水分量が少ないものから入れる説に基づいているようです。でも、家で食べるものなら、それほどこだわらなくても、混ぜて焼けばできるのがチーズケーキだと思います。
ていねいに作るなら、焼く前に生地を裏漉ししてもよいかと思いますが、簡単!家で食べる!がモットーなので省略。
土台にはショートブレッドを使用しています。市販のクッキーはショートニングを使用したものが多いのですがショートブレッドは基本バターがベース。ロピアで売ってるショートブレッドは原材料が小麦粉、バター、砂糖、コーンフラワー、塩。ちゃんとイギリス製で、210gで200円程度と超コスパがいいのでよく利用しています。
で、米粉と豆乳グルトを使ったチーズケーキですが、食感や味は普通にチーズケーキ。もともと豆乳グルトの酸味が弱く、仕上がりがちょっと酸味が足りない気がしたので、もっとレモンを入れてもいいと思いました。米粉を入れているためか、焼き上がりはふんわりしていました。できたては寿司屋の卵焼きみたいでしたが(アイキャッチ画像がそうです)、冷やすと落ち着き、しっとりしてきます。
そもそも何で小麦粉を入れるのか? つなぎのためです
たいていのレシピに小麦粉が入っているので、あまり考えず入れていましたが、小麦粉不使用のレシピもあります。そもそもなぜ、小麦粉を入れるのか?比較検討しているブログがありました。簡単にいうと、「つなぎ」の役割だそう。つまりあのグルテンがあることで形が維持されやすい、ふくらみやすいってこと。
薄力粉がなくても卵の凝固力だけで成形できますし、自立するくらいの弾力もありました。
ただし、注意も必要です。今回のレシピから少しでも生クリームの量を増やしたり、ヨーグルトを混ぜたり、水分が多い材料が増えると自立できなくなりそうです。また砂糖には卵の凝固力を弱める性質があるので、砂糖の量にも注意が必要です。
薄力粉を使っているレシピから、そのまま薄力粉を省力してしまうと、失敗する可能性があります。薄力粉を使わない場合は、薄力粉なしのレシピを探すことをおすすめします。
薄力粉の「あり・なし」でチーズケーキはどう変わるのか? 実際に作って比較してみた
米粉にはグルテンはありませんが、ふくらみという点では、米粉でも代用可能だと思いました。そもそも小麦粉入れないレシピもあるので、米粉すら入れなくてもいいかと思います(ただし引用にあるように分量には注意)。
今回、土台に小麦粉を使ったショートブレッドを使っているので、グルテンフリーではありません。これをグルテンフリーにするには、そば粉クッキーや米粉クッキーにする、土台をそもそも作らない、となります。
豆乳グルトって何?植物由来の乳酸菌で作られた豆乳のヨーグルト
たまたまスーパーで見かけた豆乳グルト。植物由来の乳酸菌で作っているそうな。長野県木曽地方のすんき漬けから発見された乳酸菌TUA4408Lだそう。え、これって以前、開田高原で食べたSNKY(スンキー)の親戚? すんき漬けは塩を使わず赤カブの茎葉を乳酸発酵させて作る漬物。植物性乳酸菌がたっぷりという貴重な漬物で、その乳酸菌を活用したのが、SNKYっていうヨーグルト。いつかまた食べたいと思っていたら、近くのスーパーで「豆乳グルト」として姿を変えて売られていようとは。
木曽町が長野県工業技術センターと共同で行った研究によると、すんき菌はほかの乳酸菌とちがって酸性(胃酸や胆汁酸内)でも生きつづけるため、胃で分解・吸収されず、生きたまま腸に届きます。その結果、腸内フローラ(環境)をととのえ、アトピーや花粉症の原因とされる特殊タンパク質「IgE」を有意に抑えるという報告がなされているのです
にっぽんマルシェ・オンライン 植物性乳酸菌ヨーグルト『SNKY|スンキー』
豆乳グルトは豆乳感があって、酸味の強い普通のヨールグルトを求めている人には正直合わないと思いますが、乳製品を取らない・取れない人には、食の幅が広がるので選択肢のひとつとなると思います。豆乳の味が合わない人は、そのまま食べるより、ハチミツなどをかけたりする方が食べやすいかもしれません。
米粉や豆乳グルトでもチーズケーキが作れたよ