洗濯に使っている、マグネシウムペレット。3ヶ月半も入れっ放しにしておいたら黒ずんでたので、慌ててクエン酸でキレイにしたら汚れ落ちがよくなった(笑
3ヶ月半使ったマグネシウム、用途別で違いが
まず、マグネシウムペレットは3つの用途に使っている。(1)洗濯機の洗濯用、(2)お風呂の入浴剤、(3)水洗トイレのタンクの水受けに置いているもの。
3ヶ月半放っておいたら、結構変色してた。特にトイレのタンクの水受けに置きっぱにしていた(3)は真っ黒。もともとかなり使用した洗濯マグちゃんをクエン酸できれいにして再利用していたもの。トイレは1日十何回も入り、その度にタンクの水受け水が溜まるので、水に触れる時間が長い。
(2)お風呂の入浴剤は、お風呂を沸かして入るまでなので1時間くらい。(1)洗濯機は水を溜めてから洗濯機を回している間だけなので30分くらい。ということで、汚れ度合いは浸水時間の長さで(3)→(2)→ (1)の順。
汚れ度合いの違うマグネシウム粒をクエン酸で洗う
黒ずみ(酸化被膜)はクエン酸で落とすそうな。ということでやってみた。まず汚れの少ない洗濯用から。すぐ救えるようにマグネシウムをザルに入れて、クエン酸をかけて水を入れたらブクブク泡が。
次にお風呂の入浴剤。量も多いので、クエン酸も多めに投入したら泡どころか湯気が出てきて温度も50度超え。
最後は水洗トイレの水受け用に使ったやつ。量は少ないが真っ黒くろすけ。
きれいにしたらマグネシウムの効果が発揮された
マグネシウムを使い始めたのは、KEYUCAというインテリアショップで洗濯マグちゃんを買ってから。ほぼ1年くらいだった使用期限(正確には何時間とあったと思います)を過ぎたので、新しいのを買おうとしたら売ってない。なんでも消費者庁の指導が入ったとか。指摘されたのは誇大広告であって、効き目がない、ってわけじゃないけどね。今はマグネシウムペレットを買って、小袋に入れて使っています。
賛否あるけれど、使いたい人は使えばいい。油汚れとか泥まみれの洗濯物が多いなら洗剤の方がいいし、うちも場合によっては洗剤も使います(iHerbで海外のエコ系洗剤を購入、今はカナダの粉石鹸)。個人の実感としては、マグネシウムでは、洗剤の洗濯アカとかヌルヌルが洗濯機に付かなくなり、洗濯機独特の湿っぽい匂いがなくなるのがいい点。人工的な香りがないだけでもいいです。
マグネシウムをキレイにして、1回洗濯機を回したら(2層式)黒っぽい水が出てきた。キレイにする前の日は色は出てなかった(水洗いだったってことねー)。なので、マグネシウム利用者はマメにクエン酸でキレイにした方がいいですね。
実験した先人を参考に。温度が高い方が汚れ落ちよし
洗濯のマグネシウムの効果を実験した人たちがいるのでご参考に。ひとつはマジシャンの前田知洋さん、もうひとつは高校生の実験。この高校生の視点がすごくて、引用させていただくと、「洗濯マグちゃんの商品説明には『マグネシウムの粒が水と反応して、水素を発生し、アルカリイオン還元水になり、除菌・消臭・洗浄効果をなす』とあるが、教科書にはマグネシウムは常温では水にほぼ溶けないとあるので、本当に洗濯できるのか調査した」という。結果は「マグネシウムで洗濯すると洗剤で洗濯したのと同じ効果が期待できると考えられる」としているのだけど、常温の水にもわずかに溶けること、温水の方が汚れ落ちがよいことにも触れている。高校生すげえ。このマグネシウムペレットについて、洗剤と比べた人は多数いたと思われるが、お湯がいいこと、言及した大人、いたのかな。
そもそも、洗剤は、界面活性剤が汚れを引き離し、乳化して水の中に取り出すというのが原理。今でこそ鮎もいるという東京と神奈川の間にある多摩川、昔は家庭から出る洗濯排水でアワアワだったんですよね。現在は川自体が整備され、洗剤も進化したものの、今も合成化学洗剤は100%完全に生分解されるわけではないのよね。
NHKによる多摩川の60年代の映像(1分43秒)があった。こういうの見るときれいな水を戻したいとあらためて思うのです。
マグネシウム洗濯派はマメにペレットをキレイにしましょう