ライ麦粉をたまたま買って、作ってみたライ麦パンが意外とおいしい。パン作りというと発酵のプロセスなどが面倒と思いきや、材料3つの簡単レシピを見つけ、リピしています。
用意するのはライ麦粉、イースト、塩!
クックパッドでみつけたこちらのレシピをもとに、アレンジしてみました。
- ドライイーストとぬるま湯を混ぜる
- 塩を入れて混ぜる
- ライ麦粉を2回くらいに分けて入れて、まとめる
- ラップをして30分置く。冬なら暖かいところに。オーブン予熱しておく
- ナッツなどを入れて成形し、クッキングシートを敷いたオーブン200度で20分焼く
混ぜて30分発酵させてナッツ入れて焼くだけ。1時間くらいで作れて超簡単。もっと細かい材料で、発酵など複雑なレシピもあるようですが、簡単レシピでおいしくできてしまったので、面倒なレシピにトライする気になりません。
何回か作って思ったこと
このレシピの分量は1人分ですぐ食べてしまえる量。分量2倍にしてみたこともありましたが、その場合は、焼くときに2つに分けて焼くのがよいです。生地が大きいと中が生焼けっぽくなるので。また、レーズンを入れているので、あまり気にならなかったのですが、つくれぽのレビューでは塩がきついという人もいたので、塩の量は少なめでもいいかもしれません。ライ麦パンはもともとそれほど膨らまないので、膨らみ具合を気にしなくて済むのもいいです。
あと、レーズンは生地の中に押し込んだ方がよいです。外側が焦げてしまいますー。
ライ麦パンのよいところ。グルテンって何?
ライ麦パンに期待することって、グルテンの有無。小麦粉がダメな場合の代用になるのか?ということ。結論からいうと、ライ麦パンにはグルテンはないものの、セカリンというタンパク質が入っています。
小麦粉に水を加えてこねると、弾性のある「グルテニン」と粘性のある「グリアジン」が絡み合ってグルテンとなり、これが粘りや弾力、ふんわり膨らむ効果を生み出しています。うどんのコシもグルテンですね…。
グルテンとは、これらグリアジンとグルテニンが組み合わさったものです。グリアジンのもつ粘性とグルテニンのもつ弾性が結びつき、製製パンにおいてはその粘弾性によってパン生地の骨格を形成するとともに、高いガス保持力を発揮し、焼きあがったパンのクラム構造を形成しています。
おいしいパンの百科事典
ライ麦にはセカリンは、グリアジンに相当するタンパク質。小麦粉のようにグルテンペアとなる成分はないものの、完全なグルテンフリーとはいえない、ということ。アレルギーの人は注意です。
富澤商店に行くと、さまざまなライ麦粉が売っていて、国産もあれば、小麦粉とのミックス、挽き方の違いもあります。用途や目的に合わせて選ぶといいかと思います。
富澤商店でライ麦粉を見るやっぱり簡単にできるのが一番!ライ麦パン、食べ応えがあっておいしいよー