畳を変えたら気分も爽快!畳屋さんに頼むメリット

DIY・住まい

 畳を交換した。

ビフォー
アフター 洗濯物が気になるが…

 2階にある和室の畳、何と半世紀近く張り替えないまま放って置かれていた。長らくじゅうたんを敷いていたりして、畳はボロボロ。しかし、歳を取ると畳に転がりたくなる。正方形の置き畳を敷き詰めることも考えたが、部屋にピッタリ収まらないため、畳の上に置くと端に溝ができて埃が溜まりそう。

 結局、知り合いの畳店に頼むことに。経師(きょうじ)屋もそうだが、畳屋さんも高齢化。個人店は跡継ぎがなく、頼んだ人も今は頼まれた時だけやっているそう。京都のように職人文化が受け継がれているところと違い、技術が継承されないのは残念なことだ。

 裏返し(畳表の裏返し)や表替え(畳表を交換)なら安く済むが、もう畳自体が古いので、新しい畳に入れ替え。かつての畳は家庭用でも稲わら製で重たかったが、今は藁の間にポリスチレンフォームを使ったものも登場、軽くて湿気にも強くなっている。江戸間の6畳といっても微妙に大きさが違うため、新しい畳は測って新たに作る。

 後日、仕上げてもらった畳を入れていく。あえて少々キツめに作り、それをぴったり押し込んでゆくのがプロの技。古い家のため、下の板に歪みがある。それでも平らになるよう合わせてくれた。畳縁(たたみべり)を使った敷物も作ってくださいました。

職人さんは細部の仕上がりにこだわります
畳縁によって雰囲気が変わる

 新畳ではだいたい1帖1万2000円からが相場(寸法や材料などによって値段は変わる)。技術の高いの職人さんの工賃、材料費、移動費などを考慮するとこれでも安い。工場の機械で畳を作り、格安料金をうたって施工するところもあるそうで、こういうところは質と耐久性に問題あり!職人さんが作った畳は仕上がりが綺麗、丈夫で長持ち!い草は国産に限ります。

結論:い草のほのかな香りが心地よい、畳の部屋。仕事は職人さんに頼むべし。

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